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10月29日・年間第30主日(A)

出エジプト22. 20-26・詩編18. 3, 23+25, 47+50・ 一テサロニケ1. 5c-10・マタイ22. 34-40


  “愛する”という言葉はすべての言語において、最も「覚えやすい」言葉かもしれません。愛情がなくなるということは、多分、たくさんの事柄の中で本当にあり得ない事のひとつですし、誰もが絶対に望まない事かもしれません。信仰溢れるキリスト者は、基本的に愛の存在が神さまの存在のしるしであると信じています。たしかに、“愛する”ということは、私たちの日々の生活の中心です。そして、まさに、愛の教えはキリスト教のメッセージの中心なのです。けれども、キリスト教の考え方では、愛という言葉はたくさんの意味を持っていて、実際に感情的な愛や恋愛の愛について語ることはしません。私たちには、旧約聖書の時代から現在に至るまで守られている十戒があります。この十戒の解釈は、最近のたくさんの書物によって記されています。


  イエス様は、今日の私たちが十戒についてちゃんと理解するようにと望んでおられます。イエス様は、“心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。隣人を自分のように愛しなさい。”と言う教えで、十戒のことを言い表しておられます。


  愛するというこれらの重要な掟を心の中に刻みつつ、私たちに残されている課題は、これら二つの重要な掟が併せ持つ事柄を確かめ、理解することです。マタイによる福音書の25章の最後の部分は、これらの二つの重要な掟が併せ持つ事柄を、私たちがより深く掘り下げるのに最も助けとなるものです。イエス様が最後の審判について話された中での“わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。”(マタイ25章40節)という教えは、参考にする価値があります。全ての生き物と命の源である神さまを愛するということは、自然と他の人を愛するという結果に結びつきます。

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