エレミア23.1-6・詩編23.2+3,4,6・エフェソ2.13-18・マルコ6.30-34
ひつじ飼いとしてのイエス様は、私たち一人ひとりへの神さまからの永遠の愛と、深い
いつくしみの完璧なシンボルとなっています。毎年の「良い牧者の主日(Good Shepherd Sunday)」のお祝いからもとても良くわかるように、ひつじ飼いであるイエス様は、
ひつじたちの群れとの愛の関係について語っておられます。ここでは、イエス様のところに集まっているひつじである私たちについて、そして、イエス様が私たちのひつじ飼いであることをよく考えてみましょう。ひつじ飼いであるイエス様が望んでおられるお考えの中で
大切なポイントは、ひつじたちの群れを、ずっとイエス様のおそばに集めてくださる事と、一番特別な事は、ひつじたちの群れから離れて迷子になってしまったひつじを、イエス様のところに連れ戻してくださる事です。
教会の歴史を幅広くよく読む人にとって、私たちの教会が、リーダーたちと一緒に、どの
ようにして、今日までの教会の歩みを謙虚に作ってきたのかを、説明することができます。私たちは、すべての人々と福音を分かち合うという使命を忠実に果たしている
リーダーたちに恵まれていますが、私たちには、いろいろな形で大きな試練を受けてきた
リーダーたちもいました。私たちには、たくさんの「安らぎと絶望の経験」がありますが、いろいろな面を持っているリーダーシップについての私たちの振り返りのすべてが、私たち一人ひとりの霊的な成長、そして、特にイエス様との深いつながりへと向かって進んでいく事を、私たちは願っています。つまり、リーダーらしくないリーダーが教会にもたらした
ものであっても、私たちは赦す事を学びます。また、私たちは、急な判断や苛立ちのために必要となる赦しを請い願います。過去にあった事に対する癒しは、教会の信徒たちの間に
平和を実現させるのです。(第二朗読参照)
第一朗読にあるように、神様が、ひつじたちの群れを正しく導けないひつじ飼いたちを
お許しにならない事を、私たちは感謝しています。優れていて、思いやりのある
リーダーたちによって、私たちをお守りくださるという神さまの約束に、私たちは感謝
しています。
信徒の一人ひとりは、良いリーダーシップの一部になることができます。それは、巡礼の
時に、いつもリーダーたちが先頭で信徒たちが後ろに続くという事だけではないかも
しれません。新しいリーダーは、教会の歩みの時に仲間のように一緒に歩むという事を
大切にする事を一番に考えています。神さまのみことばで力づけられ、聖霊によって
導かれているリーダーは、寛大で思いやりがあり、忍耐強くて、いつくしみ深い(赦し)
のです。ですから、彼らは、教会の歩みの中での良い仲間です。私たち一人ひとりと一緒に歩き、よく話を聞き、温かく迎え入れてくれるリーダーは、新しいリーダーシップの
表れです。リーダーシップの新しい姿を受け入れていきましょう。