top of page

2024年9月29日・年間第26主日(B)

民数記11.25-29・詩編19.8,10,12・ヤコブ5.1-6・マルコ9.38-43,45,47-48

 

今日は、人類への神さまのみことばを、皆にはっきりと示す事が今も続けられ、絶えず広められている事について、一緒に黙想しましょう。確かに、神さまの霊は存在し、たくさんの予期しない方法によって、また思いがけない時に、私たちに働きかけてくださいます。

私たちが想像できるもの/場所をはるかに超越した神さまの霊は、私たちの考えが及ばない人々にでさえも、一人ひとりの多くのこころと舌に存在しています。ですから、すべての

愛と一致と自由と正義の聖なる源は、私たちを愛され、ひとつにしてくださり、自由と

正義であられる神さまであるという事を、忠実に受け止め、隣人たちに宣べ伝えているの

です。

 

今日の朗読の中にあるいくつかの大切なポイントに心を集中させてみましょう。何よりも

まず初めに、神さまのみことばが恵みであるということを、皆と共に宣べ伝えることを、

私たちが理解すべきであるということです。預言者のようになるための恵みと呼びかけは、しばしば私たちの考えの及ばない、その他の隣人たちにも広く与えられています。

 

人類のための神さまの救いの使命に私たちも加わること、私たちの基礎となる意向は、

神さまの癒しの力を、その他の隣人たちに認めさせることであること、私たちを通して隣人たちに神さまの癒しを経験させること、そして、最終的には、イエス様への彼らの信仰を

深めるのを助けること、私たちは、これらのことを理解するようにと召されているのです。隣人たちが、神さまの愛と癒しの能力を分け与えられるという、いくつかの私たちと同じ

恵みを与えられる事に対して、妬みや嫉妬を持つ必要はありません。神さまの愛の

メッセージをはっきりと示すという事は、競い合う事ではないからです。例えば、私たちがいつも見下したり、好きではないかもしれなかったり、または、私たちと互角であると

考えていない、私たちの仲間たちに対して、自分たちは優れているという事さえも、感じる必要はないのです。まさにあなた方や私のように、彼らは、神さまの赦しと癒しを他者に

分かち合う、私たちと同じ純粋な意向を持っているからです。(私たちとは異なると思っている)隣人たちを認める事、本当の幸せを得て、彼らの聖なる、そして、善い働きに感謝

する事を始めましょう。むしろ、私たちは、お互いを支え合い、迫害の内にある人びとを

勇気づけることばを広めるのです。「わたしたちに逆らわない者は、わたしたちの味方なのである。」(マルコ9.40)

 

私たちは、神さまの正義を、より効果的に隣人たちに伝えるようにと召されています。

キリスト者は、第2朗読で強調されているように、富を貯えるような不必要なゆとりを

作ったり、不正な行いをしたりはしません。例えば、自分だけの利益のために富を悪用

するのを許してしまう度に、私たちが「イエス様を見失ってしまう」(キリストが私たちにお伝えになろうとしている事に対して誤った理解をしてしまう)のは悲しい事です。富の

悪用によってもたらされる不正なすべての状態に逆らうために、私たちとは異なる

いろいろな歩みを生きている人々を受け入れ、これらの人々と団結/一致するようにと、

私たちは召されています。確かに、神さまの霊はとっても大きな力をもっていて、もっと

多くの人々が神さまのことをもっと深く知り、物質的な富から解放し、神さまの愛と正義のための道具や手段となる事ができるようにしてくださるのです。

 

Recent Posts

See All

2024年10月20日・年間第29主日(B)

イザヤ53.10-11/詩編33.4+5,14+15,20+21/ヘブライ4.14-16/マルコ10.35-45   先週、私たちは、誰もが経験する、物質的なものや夢への執着を捨て去る事の難しさに ついて、共に黙想しました。「この世」での便利で(なんとなく)安心できる生活へ...

2024年10月13日年間第28主日(B)

知恵7.7-11/詩編90.1+2+14,11+12,16+17/ヘブライ4.12-13/マルコ10.17-30   イエス様のたくさんの教えに対して、私たちがこころを開くための 十分な勇気を持って いる という事を、私たちの内に見出せるという事は、すでに私たちにとって強み...

2024年10月6日・年間第27主日(B)

創世記2.18-24/詩編2+3a,3b+5+6a/ヘブライ2.9-11/マルコ10.2-16   今日、私たちは社会や教会内でも、とても限られた、デリケートな事柄に直面することに なります。離婚に関する疑問は、ファリサイ派の人々が、離婚する事は律法にかなって...

Comments


bottom of page