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7月16日・年間第十五主日(A)

イザヤ 55.10-11・詩編 65.10, 11+12, 13;14・ローマ 8.18-23・マタイ13.1-23


  今日の朗読では、神さまのみことばを広めることに重点が置かれています。神さまのみことばを広めるようにと召されている私たち自身、同時に、日常生活の中で神さまのみことばを受け入れるという私たちのアプローチに立ち戻るようにと導かれています。他の人々に神さまのみことばを広めるようにと召されていることに対しての私たちからの堅実な応えは、私たちが神さまのみことばをどれくらい深く理解するかにかかっているのですから、このテーマについて黙想することは重要な事です。また、神さまからのこの呼びかけに対して、もっと応えていくことに対して、神さまとの関係がどれくらい私たちの助けとなるかを黙想することもできます。

  福音朗読で、私たちにとてもよく説明されている種を蒔く人のたとえは、今日まで私たちがクリスチャン生活にどのように準じてきたか、自分自身を正直にじっくり考えることができるように、しばらくの間、沈黙のうちに正直に立ち止まることを思い出させてくれます。もっと黙想するためのポイントとして、社会、それぞれの家庭、学校や職場、そして、同様にさまざまな人間関係においての日々の経験が、神さまのみことばの日々の理解に対して、どのように影響するのかを深く考えることもできます。私たち人間として、身の回りの日々の出来事は、私たちの感情に影響しますし、もしかしたら、最終的にある程度まで、私たちのモチベーションや視点にも影響し、今日は良くても明日はそうではないかもしれません。しかしながら、私たちの信仰の背景には、私たちが、種がより大きな実を結ぶ木や美しい花を咲かせる植物に育つためのより良い土となることができるよう、そして、私たちの生活の中での日々の出来事を通して、神さまが、私たちを正しい規範へと戻して下さることがおできになるということに対しての私たちの理解があります。

  時々、私たちは、自分自身が種が育つことができない固い土(完全に固められた地面)のようであることに気づきます。

  時々、私たちは、自分自身が少しの間しか根を張ることができない岩場のようであることに気づくかもしれません。

  時々、私たちは、自分自身が周りにたくさんのトゲがある土のようであると気づくかもしれません。種が完全に成長して植物や木になったとしても、花が咲く植物や実を結ぶ木々という最大の可能性を発揮することはできません。

  しかしながら、神さまのお恵みは、私たちの心の中に植えられた種の成長を妨げるどんなものよりも、大きくてもっと強力です。今日の典礼だけでも、詩篇にあるいくつかの励ましの言葉を使いましょう。事実、土地の実り豊かな収穫は、神さまの御業でつくりだされたものです。愛する兄弟姉妹のみなさん、私たちの言動のすべてにおける喜びとお祝いへの神さまの御業を受け止めましょう。私たち人間の心に植えられた神さまのみことばは、決して無駄なものはなく、いつも、その目的を果たします。神さまの完璧な時に...

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